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自閉症スペクトラム障害とは自閉症や似た特徴をもつ発達障害の一群を指します。
自閉症を持っている子供でも,症状の現れ方には人それぞれ程度が変わってきます。
医学的な根拠に基づくと,脳の機能のバランスが崩れているために起こっている
言われています。
では自閉症スペクトラム障害とはどういうものなのかについての
基礎知識を説明したいと思います。

自閉症スペクトラム障害とは?ウィングの三つ組を知る

自閉症スペクトラムとは?診断と特徴について

自閉症スペクトラム障害の中にはある特徴的な3つの特性があります。
それは「想像力」「コミュニケーション」「社会性」の3つのどれか、もしくは
複数に障害があるという場合が多いのです。
この3つの特性をウィングの三つ組といい,3つのどれかであったり,
全体的にであったり,この3つの分野のどれかに困難なことが
多いのが特徴的といえます。
由来としては精神科医ローナ・ウィングという医師が最初にこの法則を見つけたため,
医師の名前からこの名前がついたと言われています。
ではこのウィングの三つ組について,もう少し詳しく解説していきます。

 

社会性の障害について

社会性の障害とは人に接すること,関わられることに困難が生じることをいいます。
具体的にいうと,人とどれだけ関わってきたかという度合いでも変わってくるものなのですが,
年齢相応に相手を喜ばせたりすることで自分も楽しくなったり、
幸せな気持ちになるというのは一般的に成長していくことで根付いてきます。
同時に、嫌なことをすると相手が悲しんだり怒る・・・だからそれはしない。
というように、
一般的には自分以外の人の都合や気持ちを天秤にかけて行動や発言を選ぶのです。
社会性の障害がある場合は、
自分の気持ちを優先させることが一般的よりも多々あります。

 

コミュニケーション能力の障害

本来,自分の言葉やジェスチャーや指指しなどで相手に自分の意思が伝わることや,
相手との会話など、人と接することを楽しんだりすることが
成長の過程でみられるものです。
状況の雰囲気を察して言葉を選んだりすることも、
一般的にはよく見る光景ですし自然と私達もよくやりますね。

自閉症スペクトラムの中のコミュニケーション能力の障害には,
相手がいる中での伝え方,気持ちの同調の仕方が特徴的
言葉を知らないわけではないのですが,意思表現に会話を選択しないという
ケースもよくみられます。
例えば幼児が車のおもちゃが欲しいと思えば、お母さんに対して、車のおもちゃを
欲しいことを自分が思いつく最大限の方法で表現しますよね。
まだ言葉が未成熟でも、車のおもちゃの場所に連れて行き、ブーブーと指差しをして
表現するかもしれません。
ですが、コミュニケーションの障害がある場合、
その場所にただ連れて行くだけ、などという分かりやすく言えば表現不足なことも
多くみられます。

なので,独り言のように聞こえたり,同じ言葉を何度も繰り返したり,もっと高度な
コミュニケーションがとれる能力があるのに,
一般的な方法でコミュニケーションをとらないということがしばしばあるのが特徴です。

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想像力の障害

物事を計画して,それがなかなか思い通りにならないことだってよくありますよね。
自閉症スペクトラムの中には想像力障害があり,
自分が意図していなかった事象が起きた時に
一般的には意外性に驚いて喜んだり,結果に対して不満に感じたりするのです。

ですがその失敗も成功も、経験を積めば物事に柔軟に対応していける能力が
次第に身についていくのですが,
決めた道筋でなければ納得できなかったりするので、
決まったことでしか行動できないというところがあります。

想像力障害の特徴としては、今目の前にあるものに対して考えが真っ先にいくため,
目に見えないことを想像して自分の行動をとっていくことに混乱を覚えるのです。
例えば、「この箱の中身は入っていない。」という情報を聞いたとすると、一般的には
箱には何も入っていないという想像をしながら箱を開けるのですが、想像力の障害では
箱に何も入っていないことが想像しにくいのです。
何も入っていない状態を確認した後は、何も入っていないことを理解できますが、
見ていない状態では想像が苦手であったりします。

 

 

自閉症スペクトラム障害の診断も情報が鍵となる

診断は診察室で医師が声掛けした時の反応,どれくらい話してくれるか,
目を合わせるか,質問を理解しているかなど,様々な問いかけを行います。
これだけでは診断は不可能で,これに加えて普段の家庭での様子,
幼稚園や学校などでの様子,年齢相応の自立度合を医師が知ることが
重要になってくるため,診断の際には
お母さんが持っている家庭や学校での様子の情報がどれだけ医師に伝わるか
鍵となるのです。
お母さん自身も緊張するとは思うので,
前もって事前に準備したり,簡単なメモなどを作成していくと診察自体が
スムーズに行われることでしょう。

 

 

自閉症スペクトラム障害診断基準の参考

専門的なのでここまで知らなくてもいいですが,念のため何に基づき診断を下しているかを
簡単に説明します。
診断基準としてはアメリカ精神医学会が定めている診断基準の
「DSM(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Discorders)」が中心となり,
世界保健機関(WHO)が定めた国際疾病分類「ICD-10」が使われることもあります。

※自閉症スペクトラムは,個人差が強いため上記の診断基準に当てはまらない場合もあります
何度も面接や診察を繰り返した結果,診断されるということも珍しくありません。

 

 

自閉症スペクトラム障害の特徴は特化して取り組む能力

自閉症スペクトラム障害の特性であるウィングの三つ組を先述しましたがどうでしょうか?
実際,社会性,コミュニケーション能力,想像力に障害があるとすれば,
学校や仕事といった社会で生活した際に困難が生まれることはよくあると思います。
ですが,それはそれで、決して能力が低いわけではありません

自分がこだわった物事に対してはとことん追求するため,その道のプロになれる程の
知識や技術を備えることも珍しいことではないのです。
確かな情報か不明なため名前は公表しませんが、有名な某サッカー選手や野球選手も
自閉症ではないのかといった言葉を聞いたことがあります。

自閉症スペクトラム障害に多いといわれている傾向として、1つの物事をとことん追求することが
できると聞いたことがあります。
つまり、その道では右に出る者がいないくらいの精度で極めて行ける可能性があるのです。
まずは子供がどんなことが好きで,何に興味があるのかを知ることからスタートして、
その部分を尊重させていいところを伸ばしていくようにしましょう。

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